仏壇は小さなお寺だと言われています。菩提寺が遠いところにあったり、近くてもなかなかお参りに行くことができない場合も多いかもしれません。人が亡くなると、月日の経過とともに四十九日、一周忌、三回忌などと法要が行われます。
また、故人の命日やお彼岸などにはお参りに行っても、普段はなかなか都合がつかないという人も多いでしょう。そんな場合でもお墓参りとおなじようにお参りして、供養をすることができます。しかも朝晩、そして何か話したい、報告があるといったときにはいつでもお参りすることができます。
仏壇のいちばん高い場所にはご本尊をお祀りするのはそのためです。そしてお位牌はご本尊の下に祀ります。仏教では人が亡くなると仏様の弟子になりますが、戒名はその弟子となった後の名まえです。お位牌にはその戒名と生前の俗名、亡くなった年月日などが書かれます。
そのため、残された家族にとっては亡くなった人に代わるもの、故人を偲ぶ大切なものとなります。加えて、ご本尊、お位牌の他にも必要となる仏具があります。香炉や花立てなどの他にもお水やご飯を入れる器なども必要でしょう。
家族が亡くなった悲しみを癒すためにも毎日の供養は欠かせません。仏壇はそのためにもとても大切な場所になっていると言えそうです。
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